東京一人暮らしエッセイ– category –
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終電を逃して夜通し上野を歩いた後、たどり着いたラーメン屋が最高だった
大学2年生の頃の、ある日の深夜。 深夜2時、ひとりぼんやりとした頭で、上野の小路をとぼとぼ歩いていました。 目的地もなく進んでいると、目の前に現れたのは煌々と明かりを付けた一軒の店。光のある方へ吸い寄せられるようにして、私はその店の暖簾をく... -
私が暮らす町〜都会でもなく田舎じゃない一之江での生活〜
私は江戸川区で一人暮らしをしている。 最寄りの一之江駅のすぐ近くには、区民農園があって、出勤する時間には畑を借りている人たちが、水やりをしたり、土いじりをしているのを見かける。 町には小松菜や季節の野菜を売る自販機があり、大きなお屋敷の玄... -
青山の大坊珈琲店で珈琲と抽象画に救われた話
東京に行きつけの喫茶店はありますか? 仕事終わりや休日に好きな街に出かけて時間を気にせず喫茶店でまったり。 一人暮らしだからこそできる最高の贅沢です。 【オアシスとしての喫茶店】 東京には人の数と同じように星の数ほどの喫茶店がありますが、そ... -
【東京一人暮らし】三大都市を行き渡った私の感じる街の温かみ
私の出身は愛知県の田舎育ち。 田舎なだけあって、近所付き合いもある団地で「おかえり〜」と近くに住むおばちゃんが声をかけてくれる。 そんな温かい街だ。 次に住んだのは、大阪。 関西にある大学に通うため、ひとり暮らしを始めた。 「ヒョウ柄の服を着... -
この恋が終わったらここに来ようと思った〜中川沿いのスカイツリー〜
この街には、「景色」が少ない。 長野から東京に越してきて、私が最初に感じたことだ。 これは物語のなかで、地元から上京してきたときに感じることとして、「空がせまい」という表現がたびたび用いられるのに似ている気がする。 「景色なんて、たくさんあ... -
初めての一人暮らし。物件選びに失敗して、たった4ヶ月で引っ越した話
納得のいく物件を見つけるのって、なかなか難しいですよね。 初めての一人暮らしなら、なおさらです。 私が初めての東京一人暮らしで住んだ町は小岩。 そしてたった4ヶ月で江戸川橋へ引っ越しました。 これは私の物件選びのテキトーさが産んだ失敗談です。... -
石川から東京へ。優雅な上京計画のはずがドタバタ上京ストーリー
田舎育ちの子は、高校卒業後は 県内の都心部に行くか県外の学校へ進学するか という選択が当たり前だと思っていた。 (あくまで、私の中の考えである。) だから、私は4月から東京へ上京する。 あのきらびやかな東京に憧れ、実家を離れるのは寂しいけれど... -
初めて一人暮らしした思い出の街・沼袋【安くて良心的な居酒屋天国!】
1995年初頭、大学の留年が決定した僕は実家にいられなくなり、中野区沼袋で人生初めての一人暮らしをすることになった。 この年は阪神大震災や一連のオウム真理教事件など、世の中は激動していた。 そして僕個人にとっても、日々刻々と目まぐるしく変化が... -
憧れの港区で東京一人暮らしデビュー。しかし現実と理想はかけ離れていて・・・
「東京に住まない?」 そう声をかけられたのは私がまだ名古屋に住んでた頃の話です。 声をかけてくれたのは私の知人でした。 私もいつかは東京に住みたいとずっと心に秘めていました。 その時の私の年齢が29歳です。 30代になると東京に引っ越すのはしんど... -
北関東出身者の憧れである東京の玄関・池袋。行きやすくて生きやすい。
私の出身は、北関東の超田舎だ。 通っていた小学校は全校児童50人いなかったし、コンビニには車でなければ行けない。 毎年春になると熊の目撃情報の回覧板がまわってくる…そんな場所。 日々刺激は少なく、物心ついた頃からもう田舎暮らしには飽き飽きして...