東京一人暮らしエッセイ– category –
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今でもたまに感じるのは「東京暮らしは迷宮列車に乗っている気分」
「迷宮列車」というのは、昼も夜も環状に走り続けている列車で、一車両に大きな扉がついているだけ。 その扉には大きな∞のマークが書かれていて、止まることなく無限に走り続けているので、文字通りに無限列車でもあります。 中はというと、席はなく、窓も... -
涙しながら食べたメゾンカイザーの味〜日本橋〜
メゾンカイザーという名前はご存知だろうか。 パリ発のブーランジェリーであり、日本には丸の内や日本橋などに店舗がある。 忙しい社会人生活のなか、メゾンカイザーでクロワッサンを買うのが私のささやかな楽しみであった。 【高層ビルと歴史ある建物が共... -
幡ヶ谷の銭湯で常連さんとバトル!裸で芽生えた友情
東京の一人暮らしは最高だ。 突然ですが皆さんは東京の銭湯へ行ったことがありますか? 昨今のサウナブームと共に隠れた注目を集めている東京の銭湯。 数が減ってしまったとは言え、実は東京にはたくさんの銭湯が残っています。 今回はそんな銭湯で繰り広... -
原宿が一番いけてると思っていたあのころ【大学1年生】
東京での生活に胸膨らませていた大学一年の四月。 引っ越しの荷解きが終わり、真っ先に出かけたのは原宿。 あの頃の私にとって、原宿とは憧れの象徴だった。 【ファッション誌の世界に「憧れの東京」を見ていた】 実をいうと、田舎に住んでいたときにも原... -
憧れの東京一人暮らし。神田・神保町で出会った奨学生仲間と2年間の思い出
わたしは、20歳で上京し一人暮らしを始めました。 新聞奨学生制度を利用して専門学校へ通うためです。 同期は高校を卒業した18歳の子たち。 わたしが周囲より歳上だったのは、地元での就職を経て専門学校に通うことにしたためです。 【計画性のない自分の... -
上石神井駅から徒歩3分・線路から徒歩10秒の物件に住んでみた話
西武新宿駅から急行で約18分。 2020年の1日の平均乗降客数は約3万人。 ちなみに西武新宿駅は約12万人。 隣の急行が停車しない上井草駅は約1万5,000人。 南口側には飲食店が立ち並びコロナ以前は賑わいを見せていた。 北口側ではガールズバーのお姉さんが客... -
上京してはじめての一人暮らし。新宿の雑踏が教えてくれたこと。
大学に進学することになり、東京での一人暮らしが始まった。 国立大学の後期試験まで受けるはめになった私には春休みがあまりなく、家探しは父に任せた。 父が選んできた家は新宿から延びる私鉄の沿線にあった。 それで、私が初めて体感する「都会」は新宿... -
古本屋とグリコとラーメン屋と高田馬場
大学時代、1Kのアパートで一人暮らしをしていた私。 何度となく通った高田馬場。 どこか懐かしい空気が漂うこの街での記憶の一コマ。 【高田馬場の「グリコ」】 古本屋とグリコとラーメン屋…と聞いて高田馬場を連想した方は、通だと思う。 高田馬場駅は山... -
【家賃3万円】西八王子の1Kアパートに2年間住んでみた話
全国大学生活協同組合連合会による2020年の調査によると、一人暮らし大学生の1ヶ月の住居費の平均(全国)は52,910円とのこと。 さて私が住んだ街、西八王子のアパートの家賃はその平均を大きく下回る32,000円。 都内に住みたいけど費用を抑えたいあなた。...