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憧れの東京一人暮らし。神田・神保町で出会った奨学生仲間と2年間の思い出

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わたしは、20歳で上京し一人暮らしを始めました。

新聞奨学生制度を利用して専門学校へ通うためです。

同期は高校を卒業した18歳の子たち。

わたしが周囲より歳上だったのは、地元での就職を経て専門学校に通うことにしたためです。

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計画性のない自分の目にとまった新聞奨学生制度

わたしは、「1年後に専門学校へ通うために貯金をしよう!」だなんて計画的に考えられるほうではありません。

18歳で地元企業へ就職をして、8時から17時まで会社員生活をしていました。

残業のない会社だったこともあり、早ければ、17時15分には自宅のイスに着席、そんな生活です。

わたしはいったい何がしたいんだっけ?

「中学生の頃から音楽が好きで、ステージでスポットライトを浴びたい」

それが、わたしの夢でした。

誰にすり込まれたのか、「音楽=東京」という公式に従い、東京の専門学校からいくつかパンフレットを取り寄せることにしました。

パンフレットに書かれた学費に驚くとともに、新聞奨学生という言葉が目につきました。

パンフレットには、このように書かれていました。

  • 『学費は、新聞奨学会で建替える』
  • 『学費の返済は、日々の新聞配達業務による給料から返済される』

つまり、卒業後に学費の返済に苦しむことはない、ということ。

これだ!

計画性のない自分になんてピッタリな制度なんだろう・・・

この制度を使えば、自分も専門学生になれる!音楽ができる!

上京後に出会った年下の先輩。そして年下の同期。

新聞奨学会に申し込んだ全国の若者は、高田馬場に集められました。

夢を持った若者たちに、配属先を伝えられ販売所の店長が紹介されます。

わたしの配属先は、千代田区水道橋にある販売所とのこと。

ここでは、年齢なんて関係ありません。

年齢や目指す夢はそれぞれに違っても、皆、何かになりたい!

そういう思いで、奨学生制度を使い夢を目指しています。

  • 沖縄出身でミュージシャン志望の先輩
  • 早稲田大学を目指す年下の同期
  • デザイナーを目指す年下の同期
  • アニメーターを目指す年下の同期

夢を見失ったのか、奨学生期間終了後、そのまま販売所の社員になる先輩たちも・・・

それぞれに夢をもった、夢を失った?愉快な仲間たちとの出会いから2年の共同生活は始まりました。

夢をもった仲間と始まった新聞奨学生の生活

新聞配達員の朝は早い。

千代田区の新聞配達は、特に朝が早い。

朝は2時に販売所に集合します。

このときばかりは、夢を持った若者というよりは寝起きのどこにでもいる少年たちです。

販売所に到着したトラックから新聞をおろし、折込チラシをセットしていきます。

バイクの前カゴには、暴走族の竹やりのようにセットされた新聞、荷台には2列にして積まれた新聞。

さぁ出発だ。

エンジンを始動させた配達員たちは、神保町、神田、秋葉原へとそれぞれの区域を巡ります。

もの凄い量の新聞を積んだ配達用バイクは、50ccのカブであることがほとんど。

マンションから戻ると、新聞の重さに耐えきれずにバイクが倒れていることもあります。

そうなると、もう大変。

折込チラシは風に舞い、新聞だけが残されています。

「元々、今日は折込チラシはなかったんだ」そう自分に言い聞かせて配達を続けることも、

新聞配達員にとっては大切な能力です。

配達を終えたわたしたちを待っているのは、そう、学校の授業。

これがなかなかの曲者で、寮を出て学校に行くまでのちょっとした時間に寝落ちしてしまうのです・・・

学校に行ったり行けなかったり、そんなことを繰り返しているうちに、学校に行かなくなる奨学生も多くいます。

はい、苦学生のできあがり!

学業だけでも大変なのに、そこに、仕事が入ってくるわけです。

それもアルバイト感覚ではない仕事が。

嘘のような話だけど、集金にいった先の会社が消えていて踏み倒されるなんてこともありました・・・

千代田区は、企業を中心に、飲食店、一般家庭とカテゴリが豊富にあります。

集金可能時間はそれぞれに異なり、夕刊配達と同時に集金、夜、土日に集金となんだかんだでずーっと集金しています。

気づけば、あれ?わたし学生?それとも社会人?といった状況に陥ります。

集金作業もまた、奨学生にとって大変な業務の1つでした。

奨学生生活で出会った1人の友達とわたしの結末

奨学生としての寮生活のなか、デザイン学校に通う年下の同期と出会いました。

この子は、覚悟が人一倍ある子で、寝落ちすることはほとんどありません。

奨学生を卒業した後は、出版社へ就職。

わたしはというと、専門学校を卒業するどころか、奨学生だけをしっかりと卒業・・・

いま思い出しても、大変で、大変で、大変で、そして笑える20代の思い出です。

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